ジャッキーケン

燃えよデブゴン7のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

燃えよデブゴン7(1979年製作の映画)
3.5
「酔拳」を完全意識したウーピン&サモの正統派カンフーコメディ!

あの「燃えよデブゴン」とはなんの関係性もないタイトルナンバリングのデブゴンシリーズの7作目である本作はジャッキーの「酔拳」を超意識した作風で見やすい

サモの役柄がウォンフェイフォンの弟子であったり、サモの師匠が飲んだくれのオッちゃんだったりとどこかしらに「酔拳」を彷彿とさせる

監督&アクション監督はユエンウーピン
カンフー映画においては「酔拳」「蛇拳」で新たな歴史を作り「マトリックス」においてもハリウッドで歴史を作った、「マスターZ」においても活躍しつづける歴代最強の殺陣師であるウーピンがカンフー映画にズブズブの頃だからアクションにおいてはめっちゃ洗練されてるしそれにプラスでサモハンの巨体が嘘のように軽いカンフーアクションは見てるだけで楽しいし肉体的全盛期だったサモハンの動きがなかなかヤバい

最後の決戦に向けていきなり話が超シリアスな復讐合戦になるとこが割とエゲツナイ

サモハンの同い弟子にユンピョウが出ていて意外とガッツリ、アクションで活躍してた

「酔拳」辺りのカンフー映画が好きなら普通に楽しめる作品
燃えよデブゴン7だけど沈黙シリーズばりに話全然繋がってないから安心して見れる