「死」がテーマの映画。
だけど暗い映画ではなく綺麗な映画だった。
「人の死を受け入れきれない」主人公イーノックと
「死を受け入れ生きる喜び」を感じるアナベル
この2人の出会いと過ごす日々が儚すぎた。
残された時間と向き合い、毎日可愛い服装でデートするアナベルが可愛すぎた。
生きるということは死ぬこと。
イーノックがアナベルに放つ「死んだら無だ。何も無い。」という突き刺さるセリフ。
だけど最後にはそうではないと教えてくれる映画。
アナベル「"夕日が沈むと死ぬ"と思い込んでる鳥がいるの。だから朝になると目覚めた驚きで美しい声で歌うんだって。死んでない喜びで。」
心に残るセリフで溢れてる映画でもあった。
決してハッピーエンドではない物語だけど、
ラストシーン、イーノックの表情と同じ表情で観終わることができた。