shin

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのshinのレビュー・感想・評価

3.1
1回みただけではメタファーを把握しきれず、いくつか考察を見た上で2回観た。今もたれ流しながら書いてる。
その上でいい映画だとは思うけど、どうしても自分は亡くなった妻に同情してしまって主人公(ギレンホール)の気持ちに共感ができなかった。

長く一緒に居すぎて好きなのか惰性なのか同情なのか分からなくなることは確かにある。でも自分は手紙も付箋もプレゼントの箱もデートしたチケットも全て大切に取っておくタイプだから、彼が未熟だったとして描かれている部分からしてどうしても理解/共感ができず。「仕方なかった」とは受け取れなかった。
多分何回観ても妻の徒労感に寄り添って同情してしまう。それに妻の付箋の言い回しがすごく可愛いかったから。(翻訳が残念なことになってたけど) あんなの絶対箱に入れてずっと大切に取っておく。

思い出をぶっ壊して再生……さらに理解し難い。人の死で成長する物語は嫌いじゃないのにこれはなんか違う。
『この森で、天使はバスを降りた』の感想に似た感情を思い出した。好き勝手生きてきたいい大人が、妻の死で成長してんなよと。
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