こまだこま

永遠の僕たちのこまだこまのレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.4
オープニングに使用されていたThe Beatlesの Two Of Usから一気に作品世界に引き込まれた。その後のサントラも雰囲気に一貫性を感じた。
ただ、主人公2人がほぼ同年代の美男美女すぎて現実味が無い。。扱われている内容が重めなことに加え、幽霊が見える主人公イーノックと余命僅かのアナベル(女の子)っていう設定から ファンタジックな内容であるため、上手く作品に入り込める人と最後まで難しい人がいるのではないかと思った。全編通して若さゆえの青臭感と厨二病感は否めなかった。
あとイーノックは不完全で格好悪い面がきちんと描かれていたが、アナベルというキャラクターの描かれ方に対して人間味を感じ取れなかったのが残念に思った。終始、死を恐れずに受け容れている非現実の天使って感じだった。
日本兵の幽霊役の加瀬亮さんが素敵だった。演技力と圧倒的存在感。加瀬さんの名演技が光っていた一作だった。
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