しろくま

永遠の僕たちのしろくまのレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.7
なんか凄ーく不思議な映画でした。
交通事故で両親を亡くし自身も3分間だけ臨死体験をしたことのあるイーノック。不治の病で余命数ヶ月のアナベル。イーノックの唯一の話し相手 日本兵のヒロシ(幽霊?)。

死を扱った映画なのに悲壮感ゼロ。宗教観ゼロ。人間の死は人間の一部であり 誰にでも訪れるもの。生と死は真逆のものではなく同列のもの。そういうメッセージにも思えました。登場人物の一人一人が死生観というものを超えた何か私の見た事のない世界に辿り着いているかのよう。

人の死って家族や残された人にとっては一大事なんだけど 本人にとってはそうでもないのかもしれない。「ちょっと出かけてくるわ🤚」みたいな…。だから宗教も残された人のためのものなんだろうな。
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