restless
死のリミットにバタバタした若者のはなし
死を受け入れるって「否認、怒り、取引、抑うつ、受容」の流れがあると言うんだけれど、
両親のことも、アナベルのことも否認と怒りの初期段階にずっといるイーノックと、
きっと様々な葛藤があった上で受容の段階にまできたアナベルと、
もうすでにその過程を終えて死を迎えた幽霊のヒロシが
関係し合うことで人の死に向き合っていく
そして生きることはとても大変なのだと慌ただしい落ち着きがないことなのだと教えてくれる
日本人としてはナガサキはジョークにならないこと、ヒロシの手紙、想いが良かった。
加瀬亮の海外作品をどうしてもみたくてレンタルした
私が生活で色々あった時に鑑賞したんだけど、
終始穏やかで、死という暗いテーマなんだけど心も乱されることなく観ることができて、
それでいて、観終えたときはなにか一歩前に踏み出せるように背中を軽く押してくれてる
時間も私にはちょうど良くて、心地よい作品だった。好きです。
加瀬亮は大好きです。