Jimmy

二人だけの砦のJimmyのレビュー・感想・評価

二人だけの砦(1963年製作の映画)
3.5
岡田茉莉子の出演作なので観た。

ヤクザどうしのイザコザの最中、一人の男=正一(アイ・ジョージ)が出所してくる。
組に行くと、兄貴分のヤクザ(三國連太郎)が居るが、正一は「光子と一緒になりたいから、ヤクザから足を洗いたい」と申し出るが、光子はそのヤクザ(三國連太郎)の実の妹だった。

光子(岡田茉莉子)は薬剤師であり、とある団地(横浜の団地)に正一と共に引越して、薬局を開店する。
そして、団地の人達との触れ合い、誹謗中傷を受けたりしながら、物語は進んでいく。

渋谷実監督の松竹映画で、1963年のカラー映画なので、岡田茉莉子が綺麗である。

しかし、この時代で凄いのは、日立テレビと宣伝するヘリコプターが大量の宣伝ビラをまいていくのだが、このビラの量がハンパな量ではなく、紙吹雪のように凄い(笑)

もう一つ凄いのは、正一が、黒猫を追い回すシーンなどは、手にライフルを持って団地の中を駆け回る。当然、団地の住人は怖がるが、この時代は銃刀法違反など無かったのだろうか?

50年以上前の映画なので、現在の常識とかけ離れた常識(?)が逆に新鮮な感じで面白かった。
Jimmy

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