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対独爆撃部隊ナイトウィッチのmhのレビュー・感想・評価

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女性のみで編成されたソ連の爆撃隊の話。
・パイロットはもちろん、将校、整備兵、雑用係などもすべて女性。
・使用した機体はU-2と呼ばれている練習機にも使われていた複葉機。
・アメリカがB25とかB29を運用しているときに、爆弾を手で落としてた。
・夜に爆撃するスタイル。
・エンジンを切って近づいてくるときホウキのような音がしたとのこと。
・ドイツ市民はナイトウィッチと呼んで恐れていた。
これが全部、実話というのだから恐れ入る。
積極的に女性を起用する点において赤軍は世界中のどこの軍隊よりも偉いよな。

助けた孤児のくだりや、出会った赤軍兵士とのロマンスなどがストーリーに組み込まれている。子どもの興味を引きたい中隊長と、子どもが夢中になってる女の子と、その女の子が熱を上げてる赤軍兵士で三角関係になっている。
楽しそうに兵士やってる女性たちのところに、ちょっと気難しそうな将軍がやってくる。絶対怒られるヤツだと思ったら、親衛隊に昇格したことを告げにきたというオチだった。将軍もみんなもにっこにこ。
まあ、ソ連の戦争映画だからね。普通に考えて、プロパガンダ入ってる。つらくて理不尽な軍隊生活など描かれるはずもないのだった。
みんなで下着で海水浴をするというお色気シーンもあるんだけど、ぜんぜんエロくないのでびっくりする。
燃料なくなってるはずなのにまだ帰ってこないエンドといういままでみたことのない終わらせ方だった。
話がすごいわけではないんだけど、鑑賞後のググりタイムふくめて考えるとかなり楽しい時間になった。
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