イチロヲ

ダスク・オブ・ザ・デッドのイチロヲのレビュー・感想・評価

ダスク・オブ・ザ・デッド(2008年製作の映画)
3.0
キャンプのため森林地区を訪れたカップルが、脱獄犯と麻薬常習者の不健全なカップルと共に、強い感染力をもつ謎のクリーチャーに対処していく。全身に鋭利なトゲが生えている異生物の襲撃を描いている、モンスター・ホラー。

クリーチャーのトゲでグサリとやられると、全身からトゲが飛び出してトゲトゲ人間(劇中ではスプリンターと呼ぶ)に变化してしまう。相手がトゲなので、見世物ショーでは収まらないレベルの、本当に「痛い」描写が登場する。

恐怖演出について述べると、ドドーン!というビックリ効果音とガタガタ揺れるカメラワークにより、忙しなさが際立っている。映像内にトゲトゲ人間が現れても、カメラをガッタンガッタンと振りまくるため、特殊造形をじっくりと堪能することができない。

その一方、ガソリンスタンドのストア内を舞台にした籠城戦は、それなりに見応えあり。主人公カップルが、文化系の彼氏と体育会系の彼女に分かれており、互いに得手不得手の埋め合わせをする展開が面白い。
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