鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の記念すべき劇場公開映画第一作。Blu-rayを購入して鑑賞。
「モントリオール郊外の島にある複合施設付きレジデンスで発生する"寄生虫ハザード"」
新種の寄生虫に寄生され、性衝動に衝き動かされる人々の姿を描いたパニック・ホラー。ヒルのような不気味な寄生虫の造形やエログロな内容など、クローネンバーグ監督独特の"風味"を味わうことは出来るが、物語に引き込む力は弱かった印象。
内容的にも近似している次作『ラビッド』は、高いクオリティに仕上がっている作品であると思っているのだが、やはり本作『シーバース』のリベンジマッチであったのかと想像してしまう。