つぼかび

デビッド・クローネンバーグのシーバースのつぼかびのレビュー・感想・評価

4.6
10年振り?くらいに再観賞。『処刑軍団ザップ』とか『クレイジーズ』にも出てくる、看護師役のリン・ローリーがイイんだよなあ。保険屋の妻役のSusan Petrieもイイけど、他の作品にはほとんど出てないっぽい。

everything is sexual の精神で本能のままに生きる人々の幸福なパンデミック映画。冒頭の広告ナレで「仕事のストレスは地下駐車場の車に置いて...」という台詞があるけど、それに呼応する形で、ラストシーンはリビドーを解放するように地下から車に乗った感染者たちがモントリオールに向かっていく。クローネンバーグ作品だなあ、と改めて感動してしまった。

身体の"皮"にフォーカスした最近の作品もいいけど、やっぱりクローネンバーグは内臓ぐちゃあが好きなんだ僕は。
つぼかび

つぼかび