ある家に泥棒に入るもそこで殺人事件に遭遇、結果警察に追われながら犯人探しに奔走するウーピー・ゴールドバーグ主演でローレンス・ブロック原作のサスペンスコメディ。監督は「ポリスアカデミー」のヒュー・ウィルソン。ウーピーの「カラーパープル」から「ゴースト/ニューヨークの幻」の間の作品は今では忘れ去られているのが多い印象ですがどれもそこそこ面白い気がします。

年老いた家政婦の変装で泥棒に入るもそれが他人にバレそうになれば「泥棒が居た！」と騒ぎ立ててごまかし、また別の家に侵入すればペチャクチャ喋りながら金目のものを探す序盤からウーピーらしさ全開。真犯人と思われた人物が次々と襲われ消えていき、遂に明らかとなる犯人は意外な人物と思ったよりも凝っており、伏線は一応あれど時代を考えれば先進的なチョイスだったかも。

ラストの犯人との一騎打ちはもう少し盛り上げて欲しかった所ですがクラシックのBGMをバックに白バイで逃走する終盤のカーチェイスはサンフランシスコの傾斜を活かしたパトカーの大ジャンプも用意され、カークラッシュは少な目ながら迫力満点。

主題歌はジャクソンズが歌っており劇中にはこの時期には珍しいスライ・ストーン、ベリンダ・カーライルらの曲も流れてます。

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