巷では『スパイダーマン:スパイダーバース』 が話題ですが、今回は敢えて隠れた珍作ということで紹介。
化学物質を浴びたクモを食べ、特殊能力を身につけた男は"スパイダーボーイ"と名乗り、ヒーロー活動をすることになる。
そんな彼の前に現れたのは、同じく化学物質を浴びたゴキブリから生まれた男"ゴキブリン"だった...。
第17回東京国際映画祭"アジアの風"オープニング上映作品！！
(だからといって何か賞を受賞したわけではない。)
パロディAV並に安っぽいパッケージでありながらも、本編は意外と『スパイダーマン』を踏襲しており、ヒロインを巡る三角関係や自分という存在に苦悩する主人公など、作品への愛はある程度感じられる。
しかし、いかんせん面白くはない。笑
さして展開のない導入に約40分を使い、1時間がたった辺りでようやく悪役が登場、しかし、ダラダラした展開ののち、戦うのはラスト20分と、ぺース配分が狂っている作品なので、
実質、約2時間の拷問映画と言わざるを得ない。
しかし、吹替版は謎に"森川智之×山路和弘"という豪華布陣なので、声優ファンの方は爆死覚悟で地雷を踏んでもいいかも。笑
本作に5点満点をつける人がでてきたら、映画業界は終わりだと思う。
<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×0.1
グロ ☆×1.0
バカ ☆×4.0
･エロポイント
今回のヒロインはDVDパッケージによるとフィリピンきってのセクシー女優らしいですが、全くそれらしいシーンは登場しません。
･グロポイント
ゴキブリン誕生シーンで本物のゴキブリが出てきて、単純に気持ち悪い。
･おバカポイント
突然ミスコンが始まり、女装したスパイダーボーイが参加したり、ヒーローとしての活躍が思いのほか少なかったり、ゆるゆるな展開がおバカ。
終盤のバトルシーンでは子供たちが謎に強いので｢スパイダーボーイいらねぇじゃねぇか！｣と突っこみたくなります。笑
そして、特筆すべきは｢エンドロール｣
終わるのかと思いきや、主人公がドヤ顔をなどをしてきて全く進まないので、多少イラつきます。ぜひ、寛大な心で最後まで耐えてください。
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(ユーザーレビューで、まさかの5点満点がありました。映画業界終了です。お疲れ様でした。)
