ワヤ

マイネーム・イズ・ハーンのワヤのレビュー・感想・評価

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
4.6
インド版、フォレスト・ガンプとでも言いましょうか。
アスペルガー症候群の主人公が大統領に会うためにアメリカを横断するロードムービー。
フォレスト・ガンプよりこちらの方が主人公の行動原理がわかりやすく好みでした。

黒人差別をテーマにした映画は数あれど、宗教差別を扱った映画って少ないような気がします。
9.11当時のアメリカの時勢は子供だったので覚えていませんが、実際イスラム教徒の人たちは少なからず差別は受けていたんでしょうね。
今現在の日本では宗教観の違いや肌の色でそんなに差別を感じることがありませんが、いずれは他人事ではなくなる時がくるかもしれません。

そんな差別にさらされながらも”宗教は関係なく、この世には良い人間と悪い人間の2種類だけ”という教えを守り、憎しみではなく愛を貫き通し、やがては世界を動かしていく。
ベタベタな王道展開ですが、感動しました。
やっぱりインド映画はいいですね。
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