ベルイマン監督の 恥のgakuのネタバレレビュー・内容・結末

小さな島でのんびりと暮らすいかにも平和主義って感じの夫婦が一変。戦火の渦(内戦の)が島に広がり、怒号のような銃撃音と共に画面は煙に包まれていく。夫婦が戦争に直面していく中で夫の頼りなさ、軽薄さ、自己中さが次第に垣間見えてくる。妻も不貞に走る始末。終盤にはクズ夫を確信付けるようなシーンもあり、渋々ついていく感じの妻。生きる為とはいえ、人となりを捨てる異常さはやはり戦争の恐ろしさなのか。それとも人が普段は隠している恥が現れただけなのか。