マックス・フォン・シドーのやつれる様にしんどくなる。
ベルイマンの映像的表現力を多分に感じる。
市長と二人の一連のシーン。構図、長回し、あらゆる点で鮮烈で印象的である。
戦争に厭気を感じながらも…
有るまじき醜態。
戦争真っ只中、人里離れた所に住む一組の夫婦に戦争の恐ろしさを目の当たりする。
派手な戦闘もない恐ろしい戦争映画。『狼の時刻』に引き続き、ベルイマンが戦争による人格崩壊を描く。タ…
このレビューはネタバレを含みます
ベルイマン勉強中だけど、こんな映画も撮ってたんだ。俗世から切り離されていた夫婦が戦争に巻き込まれて崩壊していく話だけれど……気弱な夫が最後は人殺しも厭わないようになるのが恐ろしい。
恥というタイトル…
恥(1968) 何とも言えない後味。面白いとか気軽に言えないけど傑作だし、今まで観たベルイマン監督作のリブ・ウルマン主演のヤツで1番良い。ベルイマン監督作のイメージが変わった。相変わらず美しいフォー…
>>続きを読む中盤のシークエンスまではベルイマンにしては随分直接的な表現が多いなと思ってたいのだが食卓のシークエンスからは好みに。
漂うだけで決定権を持ち合わせない妻、人格が壊れて再生成されていく夫。
途中の芸…
この映画の音響はほとんどが戦争に関するものであるが、その中に挟まるオルゴール、バイオリン、ラジオからの音楽、動物の鳴き声と波音がよく映える
戦争の愚かさをこれほど残酷に描いている作品はないが、その…