丁寧にじんわり味わえる。
サイコがサイコに見えないのがサイコ。
No.1というより「元祖」感。
レックスとレイモンが会うところから、凄い「えもいわれぬ」さ。
引っ張りに引っ張るラストは、今の文脈だからか分からないけれど、衝撃度戦慄度は薄い。。
ただ思い返すにつけ謎の納得感と底知れぬ嫌さが増す。あぁ悪夢。嫌だなぁ…。
肩すかしにニアミスしたような変な終わり方だけど、散りばめられた要素はそこに落ち着くし、用意された豪華な席にそれを置くことで、作り手はこの映画の手触りを決めたのだと思う。何を言ってるんだ。
ライターの火の向こうに映るトンネルの出口人影の美しさ。
思い付いたら、ほんのちょっとだけでも、やってみたくなるところまでは、みんな同じ……………………ですよね。