2019年47本目
監督ジョルジュ・シュルイツァー
ドライブの途中立ち寄ったサービスエリアで突如消息を絶った妻、その行方を捜し続ける男がやがて辿りつく真相、そして予想外の結末を描くサイコスリラー。
地元映画館での上映最終日に滑り込み鑑賞。
ジェフ・ブリッジス、キーファー・サザーランド出演の同監督によるハリウッドリメイク版「失踪」は随分前に見ていたので、内容もラストも大体覚えていた。
見終わって改めての個人的感想は、傑作ではあるが、やはり「気分が悪い映画」だと思う。
リメイク版でジェフ・ブリッジスが演じた犯人役も恐ろしかったが、どちらかというと彼の演技力の凄さが印象に残った感じだった。
その点、オリジナル版である本作の犯人役は正直知らない俳優だが、その普通な感じがより一層不気味さを引き立てていた。
現実の世界でも、実際に起こり得る危険。
トラウマになりかねない絶望感と恐ろしさを秘めている一方、一度みたら忘れられない衝撃も併せ持つスリラーです。