思いのほか泣いたわぁ。ラスト涙ほろほろ流したよ。
シンエイ動画からフリーになって初の劇場用作品。制作はサンライズ。
因に百日紅がIGなので今のところ作品ごとにスタジオを変えてることになるね。
淡々とした物語なのにそこそこなハード路線なんだよな。
お母さんがフラメンコの先生と浮気をしていて、ホテルに入る所を目撃しちゃうんだよな。
自業自得なんだがお母さんはお母さんで居たたまれなくなっちゃう。
非常に個人的なことだが、当時やっていたダンス関係の団体もそういう貞操の低さがあり辟易していたので、ものすごいシンパシー感じたわ。
主人公の少年も、原演出らしくとてもリアリスティックなので、思春期特有の捻くれっぷりが凄い。若さ故の残酷さ。母親をトコトン追いつめちゃう。
本当に見てて居たたまれなくなる。そんな作品ですわ。
原恵一自身の感情に近いのかもしれないね。河童のクゥも若干刺々しい部分があった。だからこそ百日紅では少し丸くなった印象なんだよな。
サンライズでの制作だったけど、技術的に気になったのは寧ろ背景かなぁ。
実写を2D風に加工して背景画として使ってる。