研究所に入った強盗がめちゃくちゃテキトーに調合した薬品を無理やりに飲まされたらクリーチャーに変異するようになった男の話。

もともと製作者が同じというだけのクソ邦題シリーズだけど、前作までは微妙に感じとれた"デッドリー・スポーンぽさ"みたいなやつは完全に消え去ってた。
むしろ夜な夜なスタイルの悪いフレディみたいな怪物に変異しては街の悪党共を蹴散らしていくので毒々モンスターぽい。

体内の骨や爪を弾丸のように発射、ベロをゴムのように伸ばして吸血、スパイダーマンの糸みたく手首から血管噴射など遠距離射撃系のキモい攻撃ばっかなのはめっちゃ好き。
身体の一部を武器にする感じでむかし持ってたビーストウォーズのおもちゃなんかを思い出した。

そして、クリーチャーは第2形態としてフルCG巨大骸骨魔神になるんだけどその変身が唐突すぎてヤバい。何の説明もなくカットが変わった瞬間に骸骨魔神に変身してるので本気で我が目を疑う。情緒が追いつかない。ヤバい。
そのあとの最終的な落としどころも負けず劣らずに唐突な超スピード幕切れなのでぽかーんとしたまま終わる。この映画、ヤバい。

テキトーに調合して怪物を産み出せる強盗スゴくないかって思うけど、事実ペニシリンの発見とかも偶然の産物だし世紀の大発明ってのは得てしてそういうものなんだよなって思えば無問題。なはず。

生物学者のクラークは人間の細胞を再生させる新薬の研究に取り組んでいた。
そんなある夜、クラークが働く研究所に強盗が侵入し・・・・。

新薬の副作用により怪物に変身してしまう科学者が引き起こす惨劇を描いたB級モンスターホラー映画。
一応題名にはデッドリースポーンと付いているが製作者が一作目の人と同じというだけでストーリー的なつながりは全くないのでこの作品からでも充分楽しめたのはよかった。
クラークが変身する怪物は見た目はフレディ・クルーガーと似ていて指の先から爪ミサイルを発射するという設定がジャイアントロボを彷彿とさせて個人的には悪くは無い出来であった。
ただストーリー面ではあまり評価できない部分が多くテンポがダラダラ、不必要なお色気描写、安っちいセットや特撮などいかにも出来の悪いB級映画といった感じであった。
全体的にマニアでない限りは見なくても良い駄作であった。

デッドリー・スポーンの3作目…ではなく、無関係の映画 でも結構面白かった