ゆず

ザ・バッドのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・バッド(2008年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「地味な作品減らしてもっと派手な作品を展示しよう」という上司の意向で、惚れ込んだ作品が移転されてしまう。そんな事実に絶望した引退間近の警備員ズが、「移転先についていけないなら盗んで自分のものにするしか…!」と、作品への愛情と勢いだけで強盗計画を立てる、ゆるーいコメディクライム。

美術品愛しすぎ爺ちゃんズ。原題はThe maiden heistなんだそうで。はじめてのおつかいならぬ、はじめてのどろぼう…という意味なのだと思ってたけど、少女の絵のタイトルもThe lonely maiden?とかだったので、そっちもかかってるんだなぁ。メイデン=処女ってイメージしかなかったw
それにしてもREDと間違えてかりていってね!といわんばかりの邦題+パッケージデザイン…こ、これはひどい。

ストーリーは突っ込みどころ満載。ごっこあそびをしている子供にしか見えない、緊張感のない3人。しかし作品管理と警備は観客の想像以上にガバガバなのだった…w(一番の障害物、嫁さんじゃないか!w)「そんなバカな!」の連続、からのハッピーエンド!w
でもキャスト3人とも大好きなので、とても楽しく鑑賞した。しょっぱなの夢想シーンから笑い通し。緊張感なくてゆるくて、3人ともアホ可愛かった。
挙動がいちいち可愛いクリストファー・ウォーケン、出泣き&猫とのショットが多いモーガン・フリーマン、絶対元軍人じゃないし脱ぎすぎなウィリアム・H・メイシーwああ!でもメイシーさん普通に体締まってて驚愕だった。
ラストのウォーケンさんの表情ずっるいなー!って笑ってたらもう1シーンおまけが。芸術は全く分からないし、動かない絵を年がら年中、1日中見つめ続けても飽きない…という気持ちは私にはわからない。映画ならともかくw しかし値段とか関係なしに自分が良いと思ったものならどれだけ見てても飽きないものなんだろうな。可愛いコメディだったw
ゆず

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