三隅炎雄

スクリーミング/夜歩く手首の三隅炎雄のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ゴシック・ホラーの小品佳作。アミカスなのでセットがいかにも安っぽくハマーのようなクラシックな味が出ないのだが、ヴァン・ヘルシングふうのピーター・カッシングが田舎領主一族の呪いに挑戦する中盤以降はなかなか面白い。話も画面もカッシングを中心にぐっと締まる。黴臭い書物に世界(映画)が封じ込められる終わりも陰々滅々として良い。悪魔族の話ではないが『ローズマリーの赤ちゃん』からの影響も覗く。
三隅炎雄

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