あっさ

たぶん悪魔がのあっさのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
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51(36)
死への欲動、タナトス、デストルドー
政治参加や宗教、肉欲、精神分析に傾倒しようとするも満たされない主人公の苦悩と孤独により増幅していく虚無感が、アントワーヌ・モニエの憂いを帯びた美しさとモデルによる感情表現を抑制した演技や静謐で極限まで切り詰められた演出により際立っていく
ラルジャンと並んでシネマトグラフの極地
タイトルの「たぶん悪魔が」はドフトエフスキーのカラマーゾフの兄弟から取られているらしい
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