あめみや

たぶん悪魔がのあめみやのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
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観てるときはひたすらにはやく終わってほしいと思っていた。そして観終わったとてパッと忘れてしまえればいいのに、いつまでもイヤに心に留まり続けるような映画だ。
タイトルの台詞のとこ聞き逃してもうたので、やっぱりもう一回は観たい。

精神科医だかカウンセラーだかとの診療シーンのシャルルの発言だけは一言も聞き漏らしたくなくて意地になったりした。
生も死も嫌いなのわかる。。
死にたいというよりは生きたくないというか、でも生きたくない≒死で、仕方なく死に向かってしまう感じとか。。

度々『世界残酷物語』ばりのショッキングな記録映像が挿入される。こちらはフィクションではなく現実に起きていることだから余計に鬱々暗々とした気分になる。
水俣病患者の姿とか、アザラシの赤ちゃんが鉄の棒でバシバシ殴られているのを見ると、なんともいえない気持ち…
生きててごめんなさい。。

関係ないけど、近くに座ったおじさんが上映中ずっと悪魔に憑かれたように身体中の骨をボキボキ鳴らしていて怖かった。
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