まみ

血のまみのレビュー・感想・評価

(1989年製作の映画)
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ニノとヴィセンテがソファの両端を持ってぐるぐると回るシーン、ヴィセンテが右端に腰掛け、背もたれに座っていたニノが座面に滑り落ちる、天カメで捉えられる2人/ヴィセンテとクララが向かい合うシーン、ヴィセンテの顔にだけライトが当たっていて、クララの顔は闇に埋もれている、ペドロ・コスタの映画って人が向かいあうシーンが少なくないか?いつも一人が何かぼうっとしていて、もう一人が後ろから見つめている気がするけれど/終盤、お祭りに出かけた?ヴィセンテとクララが事件に遭遇する。二人の仲を裂くようにワラワラと背後から湧いてくる野次馬のひとびと(あのバランスの良さはなんですか…?)、その後雑踏が影によって表現されていてわたし瀕死/顔の恐らく少し下の角度からライトが当てられているから、毎度毎度何か見えてはいけないものが見えたような、明るみになったような感覚になる
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