パンケーキレンズ

レス・ザン・ゼロのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

レス・ザン・ゼロ(1987年製作の映画)
3.0
薬物中毒の映画は、やっぱ観ていてツライですな~・・・

実際ハリウッド俳優も毎年誰かが薬物で亡くなってる現実とか、そういうのを考えると薬物のスパイラルって怖いなって思います

特に、この映画はロバート・ダウニー・Jrが薬物に溺れていくんですよね
今では見事に克服して、そして俳優としても復活してるものの、彼と薬物の問題は切っても切れないだけに、この映画の中での堕ちてゆく姿は、鬼気迫る恐ろしさを覚えました

高校を卒業して、大学そして社会に・・・

そこでの挫折とか、孤独とか、その心の隙間に薬物がすかさず入り込んできます

ここでは、彼らは上流社会のお金持ちなんですね
社会の底辺で生きてもがく苦しみはよくありますが、上流社会であるが故の、逃げ場のなさというか、選択肢の少なさ、そしてその世界の狭さが、余計に彼らを追い詰めていくのです

その中で
決して見放さなかった友人がいた事が、唯一の救いでした

ダウニー君、繊細な役どころを見事に好演♪