はるか

ミュータント・ハンドのはるかのレビュー・感想・評価

ミュータント・ハンド(1991年製作の映画)
3.3
SFホラー
監督:デイモン・サントステファーノ

最新バイオテクノロジーで蘇生した右腕が引き起こす惨劇を描くSFホラー。

科学者ハリソンは、トカゲと人間の遺伝子から新薬「プラスミド」を作り出す。ある日、彼を溺愛する母とその恋人ボーン博士との争いで、ハリソンは右腕を切断。さっそく新薬を試すと腕はすぐに生えてきた。ところが蘇生したその右腕は体を離れ暴れ出し、次々と惨劇が起こす。

科学者のハリソンは、亡き父親の研究を引き継いでいた。
それは、トカゲと人間の遺伝子を結合させる新薬だった。
ある日、息子ハリソンを溺愛する母親ヘレナとボーン博士の結婚話を知ったハリソンは母親を奪われる嫉妬心から逆上する。
もみ合っているうちに右腕を切断してしまう。
さっそく新薬「プラスミド」を試すと、腕はすぐニョキニョキと生えてきた。だが、浮浪者に因縁をつけられたハリソン。
すると、蘇生した右腕が体を離れ、浮浪者を惨殺してしまう。
それから、次々と惨劇が起こってしまう・・・という物語。
母親と息子の歪んだ愛情や、ホームレスとの友情ドラマも描かれている。しかし、低予算なのかトカゲが玩具っぽい(笑)
派手さは控えめな感じで、グロ描写も抑え気味な感じ。
ハリソンを利用してひと儲けを企むボーン博士役を、オリバー・リードが演じているのだけど、なかなかのハマリ役。
ラストは、なんとも物悲しさを感じる。ちょっと胸糞でした。
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