てるる

ジョナ・ヘックスのてるるのレビュー・感想・評価

ジョナ・ヘックス(2010年製作の映画)
2.5
DCコミックス原作の復讐に燃えるウェスタンヒーロー。

ジョシュ・ブローリン主演、ヒロインにミーガン・フォックス、敵ボスにジョン・マルコヴィッチ、その右腕役に大好きなマイケル・ファスベンダー、他にもマイケル・シャノン(どこに出てたか最後まで分からず)、ウェス・ベントレー、エイダン・クイン、フリンジのランス・レディック、ノンクレジットだけどジェフリー・ディーン・モーガンなど超豪華キャスト!!!
なのに劇場未公開なのが頷ける出来。

面白くない訳じゃないのになんか色々惜しい。
DCコミックス原作だけあって、単なる西部劇ではない。
主人公は顔が半分焼けただれてるけど、死者と話せる設定だけど活かしきれてない。
馬ガトリングガンや爆発する弓矢を撃てる銃など、面白い武器も出てくるけど一瞬で使いきって終わり。
マイケル・ファスベンダーのキャラはカッコ良くて、彼との闘いも見所なんだけどカメラワークが悪いのが何やってるか分からない。
爆破シーンも結構あってド派手と見せかけるけど、シーンの繋がりがないのでただ単に「爆発してるなー」という印象しかないくらい盛り上がらない。
ラスボス・マルコヴィッチとの闘いも工夫がなくてザコみたい。
そう、全ては脚本と監督の手腕が微妙なことに起因してる。

そもそも80分で納められる内容じゃないと思うし、豪華キャストの無駄遣いでもったいない。
やっぱりマーヴェルと比べてDCが一歩及ばないのは、こういった映画の出来のせいだと思う。
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