このレビューはネタバレを含みます
この映画は低評価なのもあり、あぁどうせつまんねー恋愛映画なんだろうなぁと期待してみてたら足元すくわれます。
後半にかけてどんどん好感度が爆上がり、思わないところでの伏線があったりとかなり手の込んだ脚本で、飽きることがなく最後まで見れました。
さえ‥思考と行動力が犯罪者で草
とーじ‥被害者ヅラポンコツ甲斐性なし
カイリ‥中盤までは恋のキューピッドを演じるピエロ。ちゃんと恋を実現させる。
永野芽郁ちゃんしか高校生に見えないんですが。
カイリこと伊野尾慧の距離感のバグり方に吐き気催しながら見ました。誰と演じてる時でもキスの距離なんよ。やめてー
けど、中盤からメインキャラクターに変わるのでそこからはまともに笑
さえの仕業で男にホテルに拉致れて裸にされた挙句その現場を友人たちに押さえられちゃう事件では‥
傷ついてるのはモモなのに、その彼女に優しい言葉もかけられずに手ひどく振り、さらに誕生日プレゼントを目の前で破壊したとーじが最低すぎて笑った。
確かに高校生のピュアな恋愛の中で、さえが起こした事件をどーしても受け止められないとーじのメンタルの弱さと行動力のなさは等身大で理解できるんだけど、とーじに対する期待値が高かっだけに残念すぎる。
レイプ被害に遭われた女性が、その後恋人にも無理だわって振られて、二重にも三重にも苦しめられるやつのライト版やないか‥。
それだけさえがした事は重いのに主人公だけ咎められるのはどうなのか。
(まあ後半でそれすらもさえの差し金であることは分かる)
とーじって、クラスの男子からモモを守ってあげるファーストシーンがマックスで、あとはひたすらにマイナスまで下降していくばっかり。
そのとーじのポンコツ具合をフォローするかのように毎度毎度カイリが出てきて丁寧に状況説明や観客の気持ちの代弁とか全部してくれる（笑）
このあたりの仕掛けが本当に上手くて、見事に騙された〜。
そしてそして、
とーじとの恋愛から、カイリとの恋愛にシフトしてからの展開がとても面白かったので、そこからもう評価爆上がりです⭐︎
山本美月ちゃんのポニテ浴衣が可愛いすぎてどないしましょ。
全体的な感想としては、みんなもうちょっと高校生感あったらな‥だけど、年相応な役者が演じたら演じたで、本当にダメな映画になりそうだもんな。。俳優さんたちの演技力ってすごいー！
しかし、原作の漫画が未読だから映画にいい評価つけすぎなのも？気になる。
読んでないから分からないけど、ここまでこの映画が面白かったのは、原作漫画のシナリオの完成度が高くてただただ素晴らしいだけなのかもしれない（笑）
