まみ

北北西に進路を取れのまみのネタバレレビュー・内容・結末

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

洋画コーナーを物色してたら面白そうだなと思って借りた。

ロジャーソーンヒルは架空の人物カプランを追い、フィリップヴァンダムは密偵のカプラン(だと勘違いされているロジャーソーンヒル)を追っている構図が面白い。偶然に偶然(だけではないけど)が重なりロジャーソーンヒルはカプランという人物に間違われ酷い目にあっているためカプランを探し続け、フィリップヴァンダムはカプランが架空の人物と知らないためロジャーソーンヒルがカプランだと思い追い続ける。みんな虚構を追い続けているのに、上手いことハマっちゃってる。

最後のカットが良すぎて、、終わりよければすべてよしすぎた。ああいう状況から上手く終わせようとすると間にダラダラ状況を挟むより思い切って飛んだカット繋げた方がかっこいいしよく見えるんだなと。手が踏まれてたのも最後絆創膏が貼られてることで時系列的に1番最後での列車というのが伝わるようになってるし、全部が全部繋がるために行われた出来事なんだなと思うと上手いなあと。

ロジャーソーンヒルがホテルでシャワー浴びてるフリしてる時の鼻歌が雨に唄えばの曲だった。

洋画あるあるの誰が誰か見分けがつかない問題が自分の中で多発してた。
まみ

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