烏丸ルナ

血の伯爵夫人の烏丸ルナのネタバレレビュー・内容・結末

血の伯爵夫人(2009年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何気なく観始めた作品ですが、非常に良作でした。
年齢が気になりだしてからの女性は、特に共感出来るのでは。
ただただ狂気的な映画ではなく、エリザベートが狂っていく様を切なく、美しい絵で魅せてくれます。台詞も音楽もよかった。

ただ、痛いシーンはめちゃくちゃ痛い。
思わず目をそらしました。
吸血鬼と謳われたエリザベート・バートリ。その伝承が好きな方にはぜひおすすめしたい映画。あ、でも先天的なサイコパスを期待している方にはちょっと期待はずれかも。

気丈で優秀な女性が恋に美に狂っていく様はあまりにもリアルで悲しくて、同じ状況に立たされたら自分もああならない自信は私にはありませんでした。男性にはあの感覚理解できるのかな。
好きなシーンはエリザベートが変態ヤローをさらりと振るシーンです。私も「あなた、美しくないもの」って男をフッてみたい。
烏丸ルナ

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