29球Agent

狂気の29球Agentのレビュー・感想・評価

狂気(2004年製作の映画)
3.0
医学実習生の主人公が精神病院で担当する患者と接するうちに、彼の言動から徐々に影響を受け始め狂気に取り憑かれていく様を描いた、結構面白い個人的には大好きなホラーです。

終始意味深な人物が多数登場して、主人公を不安にしていく様は観ているこちらを画面に引き込んでくれます。
主人公の周囲にいる人間はなぜこうも言動や所作がおかしいのか?
患者が訴える”マラキ”とは何なのか?
いつの間にか主人公に感情移入して、色んな不可解な現象に対しても疑問が湧きしまいに腹が立ってきます^^;
ラストで全ての疑問に答えを示されるんですが、最近流行りの放り投げオチではなく、ピシっ!と決めてくれおまけに全ての疑問も答え合わせが出来るので爽快感すら覚えました。
ホラーを観てこんな気分を味わったのは久しぶりかも♪

”マラキの書”については観る前にググって予備知識として持ってても十分面白く観れますよ。
特にラストの”患者”とのシーンでモチーフにした意味が分かります。

真面目に丁寧に作り込まれた演出にも好感が持てる、B級ながらなかなか味わい深いホラーです。
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