うめ

センチュリオンのうめのレビュー・感想・評価

センチュリオン(2010年製作の映画)
3.4
ローマ帝国第9軍団と反抗するピクト人。
お互いの報復が生み出す終わりの見えない連鎖。
物語の目線はローマ側なのだが…
している事を考えれば、傲慢であり暴虐にすぎない。
かと言って、ピクト人の気持ちも分かるんだけど彼等の行動も…
侵略とか戦争って、本当に嫌なものだなと思わされる。


第9軍団に合流するセンチュリオン(百人隊長)を演じるはマイケル・ファスベンダー!
静かな眼差し、鍛え抜かれた身体。
やはり、悲しさを背負わせたら最高の俳優だと思う。

ドミニク・ウェスト。
リーアム・カニンガム。
脇もなかなか。

そして、悲劇の生んだ女戦士ステイン。
演じるオルガ・キュルリレンコが良い。
こんな野性味も持っているんですね。

殺伐とした世界に舞い降りるイマージェン・プーツの可憐さも心が安らぐものがある。


こんなに俳優陣が揃っているのに…
そもそものストーリーが雑かな〜
え?へ?って感じ。
画面に引きつける力があるのに、いまいちのりきれない。
構成も、もっと山場の作り方を上手くできなかったものか?
もったいない。

とはいえ尺も手頃ですし、ファスベンダーファン、キュルリレンコファンの方は楽しめると思います。
ただ、ハードな描写も多いので苦手な方には辛いかも(^◇^;)
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