ゆきっぽ

幸せなひとりぼっちのゆきっぽのネタバレレビュー・内容・結末

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

最愛の妻に先立たれ悲しみに暮れる偏屈おじさんオーヴェ。ある日隣に越してきた家族との交流を通じて徐々に心を開いていきながら、オーヴェの過去から現在に至るまで、最終的にオーヴェの人生を描いた作品。

これは…久々にわたしの中で大ヒット🥲❤️
最初見たときは文句ばかりで何て人生つまらなそうなおじいちゃんだと思ってたけど、話が進むにつれて根はめちゃくちゃ優しくて素直なことがわかっておじいちゃんへの愛おしさがどんどん増していった。昔は父親からの愛情を一身に受け善良でピュアな少年に育ってたのに、どうしてこうなっちゃったんだろう、っていうのが過去が明かされていくとわかる。亡き妻を追って何度も自殺を試みるのに毎回死に損なってるのはもはやかわいい。笑

周囲には変人扱いされ一見疎ましがられてたのかなと思いきや、隣人たちはオーヴェの人柄をちゃんと理解していてオーヴェはすごく愛されてたことがわかるラストで自然と涙が止まらなかった。大好きなソーニャとも会えて幸せな最期でよかったね( ; ; )

生きていれば死にたくなるほど辛いことも起きるけど、心を開いて世界の見方を変えれば味方でいてくれる人はたくさんいる、人生は捨てたもんじゃないってことを教えてくれたハートフルドラマ。心が貧しそうな面倒くさい人とはなるべく関わりたくないなと思ってしまうわたしだけど、この映画を見ると見方を変えて自分から心を開いて接してみようかな、なんて思う。
大好きな作品の一つになりました!
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