トム・ハンクスのオットー版を見る前に、思い出しがてら再鑑賞。
スウェーデンのコミュニティ(日本で言えば団地かな?)に一人住むオーヴェは、近所でも煙たがられている頑固一徹、いわゆる偏屈ジジイだ。
日々の報われない生活に絶望していたオーヴェは自殺を試みるが、たまたま隣に引越してきた移民家族に否応なくちょっかいを出されてしまい、なかなか愛する妻の元へ旅立つ事ができない。
次第に彼の過去に何があったのか明らかになるのだが…
昔から正義感の強いオーヴェだが、さすがに年寄りになってからは"相手が正しくても許したくない"に変化してしまっているので、未来の自分にも起こりえるかもと思い怖くなるw
とにかくソーニャ奥さんがいい人過ぎて…もう、神!
お金がなくてレストランでスープしか飲まない彼を見て、一瞬で人のよさを見抜きキスするシーンとか、ベタだけどロマンチックで素敵やん☆
隣人のパルヴァネや近所に住む人達と次第に打ち解け、表情が穏やかになっていく様子がやはり素晴らしいです。
一人では解決できない事があったら、誰かに頼るという選択も大切なのだ。
なんかこの辺のくだりとか、ケン・ローチ監督の作品にも通ずるものがあるなと思った。
「今を一生懸命に生きればいいのよ」
ソーニャ先生の言葉を胸に、死ぬまで生きれたら幸せだろうな。。
ラストの子供が門の鍵がちゃんと閉まってるか確認する所、ほっこりします♪
あとネコ映画の側面もw