スラバヤ

閉ざされた扉のスラバヤのレビュー・感想・評価

閉ざされた扉(1948年製作の映画)
4.7
 暴力看守のダグラス•フォーリーがヤバすぎる。鍵での殴打。患者が気に食わないことをした際の反応速度も怖い。上から鳴り響く擬似ゴングの音。鍵の影。眼鏡とオールバック。

 黒の使い方が上手い。マッチをする影、銃撃する人間を包む黒。後部座席からの脅し。密告者の黒。

 チャンプによる殴打シーンの引きと主観を組み合わせた一連の流れが素晴らしい。倒れた主人公とチャンプが牢屋の中で佇んでいるショットの無機質さ。夜中に叫ぶ患者を一瞬で宥めにかかる主人公がとてもコメディ的。放火魔の扱い方。
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