【我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく 選んだ道で罪を背負うべきだから】
自身のバイブルである、と呼べる作品は後にも先にも『空の境界』しかないだろうと思っています。
初見では「あれ、これより先に見ないといけないものあったんかな」と戸惑うしかないこの第一章。日本橋のわりに幻想的すぎる世界観とかも何も説明ないし、考えるな感じろと言わんばかりの空気。しかしここで脱落するのは超絶もったいないので、是非次に進んでいただきたい。後で振り返ったら「いろいろ説明されてたら興醒めだったな」と思います。
各章の時系列がバラバラですので、まずは何も考えずこの章のゲストに思いを馳せることをおすすめいたします。
「今日はーー」
ラストの橙子さんの一言に全てが集約される今作。
生への執着を捨てた者が飛ぼうとするのではないんだ…
「死は逃げ場ではない」とどこぞの黄泉の帝王も言っていましたが、コクトーと話合いそう。
◎主題歌◎
【oblivious/Kalafina】
毎回主題歌も秀逸です。
梶浦ミュージックが語る二人の物語。
そもそもKalafinaは空の境界のために結成されたグループで、完璧な仕事ぶりだったことは言うまでもありませんね…またどこかで再結成してほしいです。