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下宿人のaiのレビュー・感想・評価

下宿人(1926年製作の映画)
4.0
お見事!!としかいいようがない。
これが今からおよそ90年前に作られた映画だとは思えない。サイレントムービーとなればヒッチコックお得意の視覚効果が存分に味わえ、若きヒッチコックの才気を感じるに十分な作品である。音や会話(台詞)がなくとも、気配や表情、光影で恐怖心を煽り植え付ける。サスペンスとは本来こういうモノだ、ということを改めて痛感させられる作品。
エピローグだけは少々余計さを感じるが、初期の作品ということでそこはご愛嬌。
一度と言わず幾度か鑑賞し、細かい視覚のマジックを堪能したい。
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