ゾロ

戦場からの脱出のゾロのレビュー・感想・評価

戦場からの脱出(2006年製作の映画)
3.5
ベトナム戦争関連第九弾
2006年の映画

ベトコンの捕虜となった米軍パイロット
ディーター・デングラーの実話を基に
過酷な捕虜生活と決死の脱出劇を描かれている

リアルな戦場が描かれるのでは無く
ラオスでの収監や脱出後にCIAの関与等
ベトナム戦争を違う側面から知れる

先ず、クリスチャン・ベイルの
役づくりが凄い

捕虜仲間同士の不協和音や
自分勝手な行動に人間の本質が垣間見れる

改めて、戦時下では至る所で
あまりにもあっさり人の命が奪われ
人権も踏みにじられていると実感する

実話が基だから、最後の救出劇は
劇的と言うより、運任せ?と思えたが
運は手繰り寄せるモノという考えもあるので
本当に頑張ったねと賛辞を送りたい

また、救出後のエピソードが
ワンチームの素晴らしさを感じながらも
アメリカっぽいなぁーと思った

空母で、ベトナムのジャングルでの
サバイバル方法のhow toビデオを
茶化しながら観てる米軍兵がいて
お前、絶対ばち当たるぞ!と
思っていた人が良い奴すぎて驚いた


運の話
 鳥のフンを落とされた人は
 運が悪かったと思うか?
 複数の鳥が止まっていた電線を
 見上げなかった自分に非を認めるか?

 ゴールの前でボール⚽️がくる事を信じて
 足を止めないで走り続けるか?

 他人の運を羨む人は
 その運が手繰り寄せたモノだと知らない
 
ゾロ

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