Melko

リトルトウキョー殺人課/リトルトーキョー殺人課のMelkoのレビュー・感想・評価

4.0
“You know all of that upper body strength really slows you down.(体がデカい分ノロいな)”

私のベスト1映画の主演ブランドン・リーが出てるこの作品。ずっと見たかったけどレンタルにもなくて後回しにしてた。何気なくアマプラ見てたらレンタルに!!即ポチッ
あまりのB級感漂うジャケに、ひたすら刺青入った筋肉を撫で回すように映すオープニング(しかも本編79分のうちそのオープニングに2分半も使っちゃう狂い様)に、時間を潰し低評価をつける覚悟で臨みましたが……
めちゃくちゃ好みだった!ドユコト?!笑
こんなマイナーな映画、マークしてる数も少ないよなぁと思ったら、フォローしてる方々が何人か鑑賞されてて、ニッコリ😄

いやぁ何が凄いって、79分ていうミニマルなランタイムに、
肉弾戦、爆発、銃撃、ラブシーン
をテキパキ入れてくる全部盛り!で、しかもなるべく全て手を抜かず、ランタイムの中でできる限りのことをしてて、ほぇ〜ってなってたら、コマンドーの監督じゃないか!なるほどねぇ、またニッコリ😄

Wikiでしっかり指摘されてるように、ヤクザの喋る日本語は全然聞き取れないし、なんなら字幕とも合ってない、なんでやねん!だし、

●音声「てめぇら戦闘員はな、もっと命かけてやれ!」(字幕: Bring me the head of the blond cop. That is the only way. ブロンドの刑事の首を持ってこい。それしかない。)
●音声「野郎ども!あいつら、地獄行きだぞ!」(字幕: Heavy metal sushi. )←???🤷

切腹する気のない切腹や真っ白な顔の女相撲など、大きな声で「これは創作ですよ!」って言いたくなるぐらいのヘンテコすぎる日本文化にはビックリだし(女体盛りとかキルビル以来)
ヤクザと対峙→戦う→敵が多すぎて捕まる→逃げる の流れが3回ぐらいあって、流石に「もっと用心しろ!」って怒りたくなる程に刑事2人の詰めが甘いのが気になるんだけど(敵役からもわざわざ指摘されてる)
いやもうそんなこと気にならないぐらい、ブランドン・リーのアクションは素晴らしいし、ドルフ・ラングレンの裸は美しかった

ブランドンのことはクロウでしか見たことなくて、あの作品では終始悲しい役だったから、この作品の明るく陽気で口数の多い日系刑事ジョニー役がとっても新鮮、そして似合ってる
ラングレン演じるケナーと冗談言い合うのも微笑ましい

そんなケナーの生い立ちの説明がなかなか雑で笑う笑
ラストファイト、ジョニーはTシャツジーパンでランニング行くみたいな姿なのに、気合い入りまくったケナー、「闘魂」のハチマキに、趣味の悪い配色の法被着て突入!動きにくいのか動きやすいのか、なんなんだか笑

不思議なことに、ヤクザ役の中国人?が喋る日本語より、ラングレンの喋る日本語の方が全然聞き取れるんだよな。アクセントは全然変なんだけど…一生懸命喋ってて可愛い

ラングレン空手家だしブランドンは元々蹴り技得意だし、「回し蹴り」が何よりも好きな私、回し蹴り含めた蹴り技がたくさん見れて眼福です。

どうしよう、何回も見たいから、DVD買っちゃうかも…!

さて、本作で1番なんでやねんと思ったセリフ
”Kenner, just in case we get killed, I wanted to tell you, you have the biggest dick I've ever seen on a man.”(ケナー、死んだ時のために言っとくが、お前の(アレ)は最高にデカい)
🤜🤛
Melko

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