山間部のリゾート地を訪れた6人家族が、若人を狙う殺人鬼の影に脅かされる。ヤバイ土地に踏み込んだティーンズの奮闘ぶりを描いている、ホラー・コメディ。邦題はタイトル詐欺に近いので要注意。

町人の奇妙な言動にビビった4人兄妹が、「町の大人たちは殺人鬼だ！次の標的は、俺たちに違いない！」と戦々恐々。危機的状況からの脱出劇が、ノロノロ運転で展開される。なお、町人役でブラッキー・ダメット（レッチリのボーカルの父）が出演している。

全体的にのんびりとした作風であり、中盤部がダレ気味になってしまうが、ネガティブな環境に置かれた若者の脳内イメージを具象化する演出が面白い。ストリップ・バーでの生首ピョーン、父親血ダルマ現象など、それなりに笑わせてくれる。

登場人物が一人ずつ"殺害されていかない"、エキセントリックなスラッシャー・ムービーの典型例。何よりも、両親が常時お花畑状態であり、若者の感性に同調してくれないところが、ブラック・ジョークを引き立たせている。

ホラーになりきれていないサイコ・コメディ


あらすじ
子供のいない奇妙な田舎町に年末の休暇を過ごす為にやってきた4人の子供とその親。過ごしている内に奇妙な出来事が次々と起き、子供達だけ命を狙われる危険な町である事を知る4人。
4人は生きてこの町から逃げ出せるのか、、、

訳わかんないのが、4人家族（両親、兄、妹）に兄の友達、妹の友達が加わっている件
最初この構図の説明がなく、誰が家族で誰が家族じゃないのかがわからなかった

演出は全てくさすぎるのですが、一周回って若干カルト的な雰囲気が出てます。

物語も4人は奇妙な出来事が重なるにつれて、この村で子供達が殺されている事実を知って怖がらなくちゃいけないのに、各イベント終了直後に雑談して笑い合ったり、覗きをしたりで緊張感が全くなく、怖さはないです。

エンディングも難解過ぎてもうわけがわかんないし、わからせるつもりもないみたい

パッケージにあった生首のシーンは特にわけがわからん。意味を考えている自分がだんだんアホに思えてくる……そんな作品


バカ映画好きは見たほうがいいと思います
それ以外の人は4倍速くらいで観たら火傷せずに鑑賞できると思います。