愛しき日々よの荒野の狼のレビュー・感想・評価

鰐淵晴子、江波杏子、かたせ梨乃。
この取り合せが、かなり異色(どんな映画になるのか想像がつかない)。
この三女優を別々に無理なく共演させ、余計なものを取り払った背景をフレーム(額縁)にして撮って見たい、そういう魂胆もあったのだろう。それは成功している。滑舌の悪い「もんたよしのり」は、その為の狂言回しとも取れなくもない。つまり監督自身なんである。最終的には俺のところに来い、みんな灰にして弔ってやるよ、愛しき映画たち、そして女優達、そんな声も聞こえる。