Jeffrey

ザ・リッパーのJeffreyのレビュー・感想・評価

ザ・リッパー(1982年製作の映画)
3.0
「ザ ・リッパー」

冒頭、ニューヨークで女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生する。捜査開始、目撃者の証言、警部の聞き込み、容疑者の特定、死体、心理学者、カミソリ、断末魔、犯人像の分析。今、血祭りに上げられる美女たちの絶叫が鳴り響く…本作はルチオ・フルチが1982年に監督した傑作スプラッターで、この度BDが発売され再鑑賞したが面白い。今回はオリジナルネガからの4Kレストア版マスターを使用した過去最高画質とのことで、素晴らしい映像美だった。今なお、カルト的人気を誇る監督がニューヨークを舞台に美女連続殺人事件を描いた本作は、彼の放った作品の中でも特にエロスとバイオレンスが強烈に描かれているとのことで有名だ。しかもフルチ自身もウィリアムズ警部補の上司役でカメオ出演している。

さて、物語はニューヨークのブルックリン・ブリジッの下で、女性のバラバラ死体が発見される。マンハッタンでフェリーに乗り込んだ若い女性も体をメスでずたずたに引き裂かれ、さらに場末のストリップ小屋では、股間に割れた瓶を突き刺されたストリッパーが無残な姿で発見された。この事件を担当したウィリアムズ警部補は、異常者による犯行と断定し、犯罪心理学者でデイヴィスに捜査の協力を依頼した。そんな最中、地下鉄に乗っていた若く美しい女性フェイが何者かに脚をナイフで刺されてしまう。間一髪で何を逃れた彼女の元を訪れたウィリアムズとデイヴィスは、彼女の証言から同一犯による犯行と断定するのだが…と簡単に説明するとこんな感じで、、血祭りに上げられる美女たちの絶叫と連続殺人鬼が迫りくる鮮血のエロス・スプラッターとして有名な1本で、世にも恐るべき鬼才ルチオ・フルチが放った残虐ジャーロで有名だ。
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