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カノンのmamのネタバレレビュー・内容・結末

カノン(1998年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

変態親父、遂にやりよった...。

ATTENTIONとDANGERの警告無視せず30秒以内に映画館出れば良かったのかな。(いや、でもそれは...気になって眠れない)

カフェ女主人との再出発で終わった前回の「カルネ」だけれど、早々に嫌気がさしお腹の子にも愛はなく口論の末に腹をメタ殴りにし殺してしまう。
逃げるようにパリへ戻ったものの、仕事も金も無くなりどん詰まりになった父親は、愛する娘(とっても独り善がりな愛だけれど)と心中しようと施設から宿に連れてくる。(あぁもう嫌な予感...)

銃を手に取り娘のスカートをめくり上げお尻を撫で回す手。ことが済み背後から首を撃つも瀕死状態で逝けない娘。首からドクドクと血を流し痙攣するその姿はまさに屠殺場の家畜かの様に見えて辛い...。
2発目を撃ったところで我に返り、父親の妄想だった事がわかるのだけれど...。
娘への大きな愛情に再び包まれ、♪カノンがバックに流れるなか、父娘の親子の抱擁にホッとするも、その手の動きが段々とおかしな空気になっていき...。
すんでのとこで MORALを保とうとしたものの、抵抗するでもない娘は自ら父親に身を委ねるのでした...(マジ...?)

恐怖を伝えたかったのだというノエ氏。
警告後の父親の脳内が妄想とカオスの渦に飲み込まれぐっちゃぐちゃに壊れゆく様がめちゃくちゃ怖かったです、ありがとう。

2023-484 再見
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