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ジュビリー/聖なる年のmamのネタバレレビュー・内容・結末

ジュビリー/聖なる年(1978年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最高!!!

タイトルは1977年エリザベス二世の即位25周年(シルバージュビリー)にちなんで。
16世紀のエリザベス一世は魔術師と天使エアリエルの導きにより400年後のロンドンにタイムスリップ。未だ戦争で破壊された廃墟が残る荒廃した街には暴力が蔓延するAnarchy in the U.K.な無法地帯と化していた。

PUNKに彩られたカオスな世界観が堪らない!
SEXの店員だったジョーダンがバレエ踊ってたり、パンキッシュなトーヤ・ウィルコックスは歌も披露してて、海賊ファッション以前の若くて美しいアダム・アントはステージも最高!スカム(精液)という名で売り出そうとした業界の黒幕オーランドはマルコムのよう。
音楽番組ではChelseaやSiouxsie and the Bansheesが流れ、Chelseaのジーン・オクトバーは色情狂のキュートなリトル・ネルに絞め殺され、Max'sに出てたウェイン・カウンティも華麗なショーの後に同じように絞殺。クラブでは踊るリンゼイ・ケンプが揉みくちゃにされご乱交。
唯一の男性陣3人は警察に殺されちゃって、ジョーダンとトーヤがアソコの去勢と火炎瓶の爆破でリベンジ!色情狂がくすねてきたセディショナリーズが安全ピン刺した女王のヤツなのもたまらない♡ 気づかなかったけどTHE SLITSも出てたみたい。音楽は今回もブライアン・イーノ!

この映画に批判的だったヴィヴィアンは、パンクの誤った表現を非難するTシャツ作ったらしい(カッコいい...)

2024-184
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