カノンの作品情報・感想・評価

「カノン」に投稿された感想・評価

ジーナ

ジーナの感想・評価

4.5
同じくギャスパー・ノエ監督の「カルネ」の続編。
先にカルネを観てからの鑑賞がオススメ。
しかし、2本とも絶対に一般受けするものではありませんw

本編中、延々と主人公の愚痴が続く。
フランスの街をとぼとぼと歩きながら、心の声であらゆるものにクソ!死ね!殺す!と文句を言いまくりである。
かと思えば、俺はどうしようもない、生きてる意味はなんだろう?、人はどうせ死ぬなどとネガティブな気持ちを吐露したりと繊細な一面も。
殺人願望が芽生えながらも性欲もしっかりあって、気づいたらち◯こがどうとか連発してたりする。

堕落した人生に絶望して、それを社会のせいだと責任転嫁したり、自分勝手な奴だったりするんですが、気は決して強い方ではない。
その愚痴も真理をついているものもあったりと、僕にとって他人とは思えない奴なんてす。
凄く彼に共感しちゃって、これ俺じゃね?と思うことも。

そんな彼の怒りや絶望から救うものとは?
前作の最愛の娘とはどうなるのか?
この暗闇から行く末は・・・?

カルネ同様に最高にキマッてる演出の連続で、セットで観ると最後まで楽しめる(楽しいの意味が違いますが)、隠れた傑作でした。
観る人は限られるでしょう。。。
カルネ同様、点数つけられません。自分の中でどう処理すればいいのか全く不明(不明なままでいたい…)。
95分という実際の時間よりもずいぶん長く感じました。
「あれこれ考えるものではないんだろうな(或いは考えすぎなくらい考えるべきか)」という感想はカルネと同様。でも、器の小さな私にはカルネまでがギリ許容範囲だったかも。
UKEL

UKELの感想・評価

4.7
自己紹介の代わりにこの映画を見せたいぐらい。言いたいこと沢山喋ってくれてる。
「生きることは利己的な行為であり生き残ることは本能の定めだ。」
三畳

三畳の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

躁鬱キモおじさんによる匿名荒らし行為とセンチメントな内省カキコを行ったり来たりするような負の感情しかない話。
間違っても付き合う前の男女が宅飲みしながら見るDVDじゃないからきをつけて!絶対にこのあと事には及べない
95分でも十分長すぎる鬱屈とした心の悪態ナレーションを聞かされ続ける。
社会の負け組として少しくらい共感できればと思うけどなんかそういう感じでもない。
バン!って銃声と共によくカメラが急接近するんだけどビックリするだけ無駄で特に意味はない(?)。
終盤、「注意!」「危険!」「映画館を出るならあと30秒!」という大画面カウントダウンが始まってワクワク!
からの〜?!、、なんだかテンポの悪い惨劇。良く言えばリアル?葛藤。
怖いの無理だけど、煽ってきたからには自分の観れるギリギリのショッキングが観たかった、でも全然目を開けたまま観れてしまった。
悪態がヒートアップするのはこのまま駆け抜けたらちょっとおもしろい、良い意味で最低エンドかも!
と思ったら「なんちゃって★今のは想像でした〜。」ガッカリ!
仮死体験を経て親子愛、人類愛に目覚め、号泣のハグとカノン。こんなの今更見せられてもね、あんなことの後じゃ感動できないよ。
そして結論がやっぱ最低👎愛娘ペロペロ。
褒め言葉じゃない方の最低、つまんない方の最低。というかそれ以外どういう気持ちになれと?
初ギャスパーノエでした!ギャスパーノエって名前かっこいい!これのポスター?画像デザインもかっこいい!アキラみたいな。でも内容全然違う。
昔悪さしてた中年男の一人語り自家中毒映画。効果音付きのカメラワークが独特のテンポを生む。この主人公が自分には「タクシードライバー」のトラヴィス気取りの痛い中年男性に見え、世界にはそんな人が沢山いると思うとただただ哀れの目で見てしまった。娘と二人きりで歩く長いトンネルは「アレックス」を想起して一瞬身が縮む。カノンの調べが空々しく響き、男は愛を叫ぶが到底受けいられるものではない。監督の作品は同時代性を感じるので20年経った今見ると、テロップは少しダサいし警告表示は日本の心霊ビデオみたいで拍子抜けする。
『ここから先は非常に不快なシーンとなります。ご観になりたくない方は退場して下さい。』
大詰めの途中でいきなり画面が暗転して、ブザーと警告が入る映画なんか後にも先にもこれしか観たことない。
親父さんアレックスでの冒頭でまた見れてよかった。
衝撃的なのは間違いない。(文字の演出もよかった。)不穏でもグレーでも確実に娘への愛だった。
AM

AMの感想・評価

3.5
なに、なんかある種の固定概念が壊された瞬間と言うのかな。
そんな壁取っ払っちゃえよ。って言われてる感じ。
ぶっ壊してやるよそんなもん。バン!
銃口こちらに向けないで欲しい…すげえ怖い…
カメラワーク。バン!ズーム。バン!
行動心理学とか、行動分析学とか、行動経済学とか、なんかそういうものって役に立つのかな、と思う程人間の光と闇がチラチラチラ。
何というかトムヨークみたいな映画。
これは皆さん仰る通り、家に一本置いておきたいです。
iamnotsure

iamnotsureの感想・評価

3.4
中年のジジイがぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち。。。

とにかく超うるさいのです!!

ブタヤローはテメーだとうっかり叫びたくなるぐらいうるさいのですw

が、観続けているとなんかどんどんかなしくなってきてブタヤロー哀愁(´;ω;`)
みたいな気持ちになってくるから不思議なものです

終盤あたり不穏な音がずっと流れてるところすき

「死は出口ではない。」


これは、お金がないときに見たらいけない映画だ。

ドストエフスキーの『罪と罰』的でもある。

おかね、ちゃんと稼ごう。
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