カノンの作品情報・感想・評価

「カノン」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

[ヘタレ親父、愛を思い出す] 77点

「エンター・ザ・ボイド」は嫌いなのだが、名前が格好いいので心に引っかかり続ける男ギャスパー・ノエ。中編「カルネ」の続編らしいが、見当たらなかったのでそのまま鑑賞。

冒頭、「カルネ」のあらすじを拾ってくれる親切設計。ヘタレ親父の残念な遍歴を的確にスタイリッシュな映像で知ることが出来る。現在はパリ郊外にアホな嫁さん貰って義母と三人暮らしだが、どうも馬が合わない。色々あってパリに出て来て、云々。昔の顧客に金を無心するも足蹴にされ、昔の仕入れ先に面接に行くも断られ、バーで悪態をついて追い出され、彼らを殺そうとするも勇気が無くて失敗し…と散々な目にあう。そして、ついに、施設にぶち込んだ娘を引き取る決断をするのだ!絶望した、娘大好きおじさん、手には拳銃。これは…これは!

何も起こらなかった。俺には殺せねぇとばかりに娘を抱きしめ、胸を揉んで終了。うーん……、ここで娘を射殺したままだったら大傑作だったんだけどなぁ…

ただ、要所要所銃声のようなものが鳴る演出や”Attention”のインタータイトルなど楽しい演出も多く、余計にラストの残念さが悔やまれる。嫌いにはなれないけど、決定的に好きにもなれない、惜しい作品だった。
引き続き変な編集が際立つ!
劇中のカウントダウンは新鮮だったなぁ。前作よりエンタメ仕様。
ネクロ

ネクロの感想・評価

4.8
馬肉屋のオヤジ完結編。衝撃的な1作目とは対照的に出所してきたオヤジの不平、不満、罵詈雑言を永遠と歩いてるシーンでみせられる。普通の映画なら途中で観るのをやめてしまうが、やめられない。面白いのだ。終盤の現実、幻想入り乱れたシーンからのラストシーンで何故か感動する。
ミミ

ミミの感想・評価

3.8
テーマはモラルって事なんでしょうかね

ギャスパーノエの作品は、メッセージが強烈過ぎていつも観た後は精神的に消耗している気がする

だだ、それが嫌か?と聞かれると
好きです!と答えちゃうんだろうな

あの不快音と太文字、衝撃映像は初期作品からだったんですね
ジャケもおじさんじゃなくて
あの子にしたのも、観た後だと納得
切身

切身の感想・評価

4.0
すごく良かった。
とにかくオッサンのぼやきがハンパない。

字幕付けるのが上手いのか、とにかくププっとなってしまう。すごく良いぼやきをする。たまに自分でもこういう感情を持って世の中を見ることがあるので、オッサンに同感してしまう。

このレビューはネタバレを含みます

最低なおっさんが心の中の独り言を小気味好くいや悪くかただしゃべりまくる。
おっさんが娘を抱きしめるとこで号泣してしまった。
この物語の先はわからないけどこのシーンの瞬間は永遠だ。
炒飯

炒飯の感想・評価

4.5
見つからなかったDVDを手に取れた瞬間が最近の幸せタイムです、炒飯です。

監督のギャスパーノエが、エヴォリューションの監督ルシールアザリロヴィックの旦那さんだとフォロワーさんから聞いて、少し足を伸ばして借りて来ました。

内容は他の方のレビューを見てください笑

最後の15分、声出して笑ってる自分がいました、そんな私はネジが1個どっかに行ってしまったのでしょうか笑

あの美術的にも美しくどこか官能的で、それでいて不気味さを含む作品を作るルシールの旦那さんだから、さぞかし難解で、僕が理解出来ないような作品を期待していたんですが、良い意味で真逆に裏切られました笑

男性と女性で、同じ時間を過ごしてるであろうにこんなにも作風が違うんだと。。

もちろん作品を理解は出来た気ではいないのには変わりないし、この先どーなる!?って思わせるのは共通してるんですが、主人公が超自己肯定力強すぎエロジジイ笑

間接的官能なルシールに対して、まじで直接的すぎる、中2のエロ男子かよ笑

やー、すげぇよ、この人の作品も

たぶん大体の人が生理的に無理とか言いそうだけど、なんだか僕は監督二人の関係性を知ったからか、後半からは本当に楽しかった笑
二人とも何かしらの薬はやってるよね、確実に笑

ちなみに先にこっち見ちゃうとなんか、違うってなりそだから、まだの方はエヴォリューションから見てください

これだから映画はやめらんない
Moeka

Moekaの感想・評価

3.8
映画界の次世代天才変態監督ギャスパー・ノエの長編第1弾!愚痴愚痴みんなが思っててもなかなか言葉に出せないことを言い続けるひとりのおっさん。そりゃこれはモラルに戦いを挑んだ男の物語なんだから当たり前。カノンのように万物のモラルを追いかけて生きようとするがそれをすると首をしめる、なら自分で異常でも旋律を作ってしまえ!それでもそこに存在する普遍的な概念は愛、、、音楽センスにただ脱帽、不条理と利己的な人間の姿をノエがえぐるとこうなる!
「エヴォリューション」の監督、ルシール・アザリロヴィックの作品を探していたら本作が引っかかってきた。

監督:ギャスパー・ノエ
製作:ルシール・アザリロヴィック
しかもギャスパー・ノエの奥さんらしい。

へぇ〜〜〜☆

そんな訳で鑑賞♪
えっ?続編なの?
前作「カルネ」はなかなか手に入らないみたい。。。

約95分間、非常に無口なおじさんの心のつぶやきを延々聞かされる。
愚痴、憤怒、暴言…。
お金もないし仕事もない。
誰も助けてくれない。
おじさん怒り心頭、殺してやるを脳内で連発。

いい加減疲れて来た時に、警告文と共にカウントが始まる。

何これ!新しい 笑


妄想の中で欲求を満たしたおじさん。
いろいろとやらかしたくせに、発した言葉は人間らしい一言。
そして抱擁…
あれ、でもこれも妄想…?

結局おじさんの独りよがり的なつぶやきが本心なのね。

世の父親たちって本当は。。。
↑今最低なこと考えました。


朝から観る映画じゃない(-。-;
非常に消耗…。
夫婦そろって強烈なもの作るのね…
se7enteen

se7enteenの感想・評価

4.0
中学生の時に観た以来


警告からの欲求爆発が最高

倫理的には妄想の方がマトモなラストだよね(笑)

でも「すべてのモラルに挑戦する」映画だからあれでOKか


カルネから見返したかったけどレンタルしてねぇ

セル版もプレミア価格
>|