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ディクシー・チックス シャラップ&シングのKSのレビュー・感想・評価

3.0
アメリカのカントリーバンドのディクシー・チックスの2003年〜06年までを追ったドキュメンタリー。


03年のUKツアー時に、時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュに対して、ディクシー・チックスのフロントを務めるであるナタリーが「アメリカ合衆国の大統領が同郷で恥ずかしいわ」と発言。それが、保守派を刺激し不買運動、ラジオの放送禁止、そして殺人予告までに発展。その舞台裏を描いた。
いつもヒップホップばかり聴いていると、アメリカは言論の自由が保障されており、政治的にもラディカルなのかと思いがちだが、保守派の人にとって黒人などマイノリティーの発言は自分たちと関係のない話として聞いているから問題にならないのであって、自分たちと同じだと思っていたディクシー・チックスがブッシュを批判し戦争を批判したからこんなにも大きな問題となったのかなと思った。
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