映画や音楽、文学など虚構であるはずのエンターテイメントにおける視点の持ち方を問う作品。
何かの作品に触れる際、免罪符として利用していなだろうかという問いかけだけでなく、あなたのその視点は、本当にあなたの視点ですか?という問いかけに思えた。
それと同時に、作者がどういう意図で書いたにせよ、それが作品となった時点で作者の手を離れているとも言え、作品を理解するとはどういう事なのかと疑問を投げかけ立ち止まらせる作品。
本作を見て思ったのは、今後Kendrick Lamarの作品を評価する際に、あなたは視点をどこに置くの?という問いかけのようにも思えた。