き

不安は魂を食いつくす/不安と魂のきのレビュー・感想・評価

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カウリスマキがいかにファスビンダーに影響を受けてるのか確かめれた!ポーランド移民とモロッコからの労働者、ナチスによる失敗から学んだはずの排外主義がいかに根深いか(それはもう思想とかの話ではなく人間の性なの?)を容赦なく描きだしていてずっとこわい 覗き見趣味的に壁などをつかって枠を作る、そのなかで垣間見るシーンすべてが、映画内でおこなわれる無慈悲な視線を映画のそとに持ちだして、この映画を見る自分たちも例外ではないと言われてるようだった アリと愛を育み、差別に対して対抗したはずのエミもじぶんがゆるされるとそのことを忘れてしまい抑圧する側に立ってしまうというのが苦しい もっと互いに優しくあろうと誓い合えるエンディングでほんとうに🥲となった
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