大学で履修してない授業にもぐって鑑賞したのですがわたくしの未熟な感性ではこのストーリーに良さが見いだせず!!
追記:でも解説を聞いて、これはストーリーに対する面白さを評価すること自体がナンセンスなことに気づく。階段やバーのシーンの空間の配置が人物の関係を表していること、差別される側だったものがいとも簡単に差別する側へなりうること、動かない人と動く人の関係性、視線のリレー、こういったものでこの作品で扱われている差別のことをかなりロジカルに表現している作品だということがわかる。メロドラマ初心者すぎて旅行の前後の関係が飲み込めないのはご都合主義に動揺しただけらしい。そういう演出のひとつひとつにこだわりがある点が評価されるのは素晴らしいに違いないけどやっぱり話の内容が好きになれないと作品は好きになれないな。
皆様の評価いいってことは名作に違いないんだけどね、、ぜんぜんわかんない…
メロドラマっていうメロドラマは初めてな気がするけどどこまでも自分に合わない。(そうやって自分から遠ざけてしまうのが良くないこともわかっているけどね)
・カメラワーク、構図、色づかいは素晴らしいと思う。
・でもでも平均スコアこんなに高いのも正直驚き…なんて言ったら怒られてしまうけれど。
・全部主人公の自業自得では?って思うの私だけ?
・高級レストランのくだりは2人とも不慣れすぎて共感性羞恥が大爆発。最低限の知識とかは身につけてから行くでしょって思ってしまった
・泣くシーンが大根すぎてむり
惨めすぎて(まあそれが伏線回収なんだけど)
ここでも共感性羞恥すごかった
・周りからの冷ややかな視線と待遇がどこまでも冷ややか。まあ時代背景とか当時のドイツ社会の状況を考えれば、子供たちにも職場の同僚にも常連だった店の店員にも辛く当たられることは安易に予想がついたことだろうに、愛があれば私たちは生きていける!みたいな盲目的になるから、テラス席で幸せなのに辛いわ、、っていきなり泣き出しても自業自得やんけ当然やん、、ってどうしても思っちゃう。(私も冷たい人間だな、、)でも本当に誰にも感情移入できない。その肝の座り方には尊敬だけど。
・モロッコに旅行行ってそのまま戻ってこないで向こうで暮らした方が差別されないで済んだんじゃねって思ったり。こんだけ差別されてもアリのことが好きだったら野蛮っていう偏見にまみれた異国の地でももっと幸せになれる可能性あったんじゃないかなって考えなかったんだろうかって思っちゃう。エミがそれを考えてそんな野蛮な土地でなんか暮らせないわって心のどこかで思ってたならそれは無意識にアリに対する偏見も拭いきれてないってことでは?関係ないけど私の推しジェーンちゃんを見ろよ、、イギリスの貴族社会で生きてきたお嬢さんが旦那と暮らすために旦那が暮らしてた未開のアフリカのジャングルで生活することを選んだのよ、、??(このパターンだと人種は同じだけど環境がここまで違う中で愛を選べるって私の中ではそういう域なんだよな)それに対してこのエミおばさんはアリに一方的に南ドイツの環境に順応することを強要してるとこが好きになれないポイントだし、ア○フルじゃないけどそこに愛はあるんかって思っちゃう。クスクスぐらい作ってやれよ。自分がクスクス嫌いなら食べなきゃいいじゃん。じゃあエミさんもどっか遠くの国に行かないといけない状態になってもヴルスト食べないでくださいね怒そうゆうことですよ??
・昔エミおばナチス党員だったって言うけどそんな人種差別主義者に従ってた人が今でも彼が通ってたレストランに行ってみたかったのよねーとか
「ヒトラー知ってる?」「ああ、ヒトラーわかる」みたいな会話を2回もしてたのは(これはの娘旦那が言ってた「ボケた」んじゃって思っちゃった
)ナチズムに対する信仰ではないけどその賛美する姿勢を捨てきれてないってことで、それなのになんでナチスによって差別されてた側の人をそんな簡単に旦那にできるんかそこも矛盾感じちゃって理解できない。
・あと旅行行ったあとで皆の対応があまりにも変わりすぎてて本当に動揺。友達は「エミがいなかったことで彼女の必要性に気づいたから優しくするようになった」っていう解釈でなるほどなと思ったけど隣人のおばさま方がそんな簡単に性格変わるとは思えないんだよな。
・クリスタの旦那、監督本人らしいけど、絶対こんな人旦那さんは無理だな私にはって思った。なんでこんな人と結婚したんだ娘、、絶対DVとかするタイプとみた。
・カフェ?バー?は差別が一切ない空間だということはわかった。
・そもそも未亡人になったからってそんな簡単に再婚ってできるもんなの?私にはわからないけど。前のポーランド人の旦那さんに思い入れはないんですか
・私、かつて英語を勉強するために海外の人と繋がれるアプリみたいなのを入れたことがあって、それで偶然出会った人がアリに似てて実は恋愛目的で接近してきて色々トラウマがあって、アリを見てるとその人を思い出してしまったという私情もある。
・きれいなものがすきなので、人間の汚い面をたくさんみて、美しさが見いだせなかったのがそもそも合わない。私にとっての映画は美しいものを摂取するものだと思ってるから。
その次の授業でみた『ゲーテの恋』はめちゃくちゃ最高に好きだったので最後までみたらレビュー書きます。
結論:クスクスぐらい作ってやれ